自殺

担当 : 障害保健支援課 / 掲載日 : 2024/02/29

自殺とは

自殺はその多くが健康問題、経済・生活問題、人間関係の問題など様々な要因が複雑に重なったうえの追い込まれた末の死であり、その多くが防ぐことができます。

また、自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こり得る危機」であり、自殺の問題は一部の人や地域だけの問題ではなく、誰もが当事者になり得る重大な問題なのです。

自殺に関する迷信と事実

迷信1 自殺について語る人は自殺しない

  • 事実
    自殺をした人の8~9割は、自殺をするという意思を、はっきりとした言葉や何らかのサインを出して周囲に伝えています。周囲の「気づき」と適切な対応によって多くの自殺は防ぐことができます。

迷信2 自殺の危険が高い人は死ぬ覚悟ができている。

  • 事実
    本当に死ぬつもりなら、確実な方法をとるはずだというもの。しかし、自殺を考えている人は「生きたい」気持ちと「死にたい」気持ちの間で揺れ動いていることが多いです。

迷信3 自殺について話すことは危険

  • 事実
    自殺を話題にすることで自殺の危険を高めることはありません。相手との信頼関係があり、つらい思いを真剣に受け止められるならば、自殺について率直に語り合う方が自殺の危険を減らします。

迷信4 一度自殺を考えた人は、ずっと自殺したいと思い続ける。

  • 事実
    自殺リスクが高まることは一時的なものであり、その時の状況に依存することが多いです。自殺念慮が繰り返し起きることはあるかもしれませんが、長く継続するものではなく、過去に自殺念慮や自殺未遂があった人でも、その後の人生を長く生きることができます。

自殺を防ぐために

まずは、一人ひとりが、自殺対策の重要性に対する理解と関心を深めるとともに、自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こり得る危機」であって、その場合には誰かに助けを求めてよいことを理解することが重要です。そのうえで、自らの心の不調に気づくとともに、周囲に心の健康を損ない自殺を考えている人がいる場合は、そのサインに気づき、適切に対処することができるようになることが必要です。

周りの人のいつもと違う様子に気づき、適切に対応できる人のことを「ゲートキーパー」といいます。

こころの悩みや心配をひとりで抱えないでください

周囲の人から、自殺をほのめかす言動があった場合は、決して放置しないでください。ひとりで問題を抱えないように、できるだけ早く周囲の協力を求めてください。ご本人が相談をためらう場合は、ご家族や周囲の方が相談や受診をして協力を求めることもできます。

相談窓口

一人で悩まず、まずは、ご家族や友人、あるいは相談機関などにあなたの気持ちを話してみてください。以下の相談窓口で、こころの健康・悩みなどの相談に応じています。

名称 電話 担当圏域
高知県立精神保健福祉センター 088-821-4966 県内全域
高知市保健所 088-823-9114 高知市
安芸福祉保健所 0887-34-3177 室戸市・安芸市・東洋町・奈半利町・田野町・安田町・北川村・馬路村・芸西村
中央東福祉保健所 0887-53-3173 南国市・香南市・香美市・本山町・大豊町・土佐町・大川村
中央西福祉保健所 0889-22-1249 土佐市・いの町・仁淀川町・佐川町・越知町・日高村
須崎福祉保健所 0889-42-1875 須崎市・中土佐町・梼原町・津野町・四万十町
幡多福祉保健所 0880-34-5124 宿毛市・土佐清水市・四万十市・大月町・三原村・黒潮町
高知いのちの電話 088-824-6300  県内全域


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