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- 高知家地域共生社会とは
人口減少や少子高齢化に加え、デジタル化の進展などにより人と人との接触機会が減ってきたことで、地域のつながりや支え合いの力が弱まり、社会的孤立に陥るリスクが高まっています。
加えて、最近では、ヤングケアラー、ダブルケア、8050問題といった従来の介護や子育てといった縦割りの支援では解決が難しい複雑化・複合化した課題が増えてきています。
こうした課題への対応として、制度や分野ごとの「縦割り」や、「支える・支えられる」という一方的な関係を超えて、一人ひとりが生きがいや役割を持ち、相互に支え合う「地域共生社会」の実現が注目されています。
全国に先行して人口減少や高齢化が深刻化している高知県では、令和4年度から「高知型地域共生社会」の取り組みを進めています。
具体的には、誰一人制度の「はざま」に陥ることがないよう、分野を超えた多機関協働型の包括的な支援体制を、行政主体の「たて糸」として進めています。
また、地域の支え合いの力の弱まりに対応するため、「つながり」を実感できる地域づくりを、地域主体の「よこ糸」として進めています。
この「よこ糸」の取り組みは、一人ひとりの力をつなげ、共に支え合うため、行政だけではなく、県民のみなさんや企業・団体・NPOなど、地域の多様な主体との連携・協働が必要になります。そのため、
(1)民間企業と民生委員・児童委員との協働による見守り活動など、人と人とのつながりの再生に向けたネットワークづくり
(2)あったかふれあいセンターなどの地域資源を活用した居場所や社会参加の場の拡大
(3)県民のみなさんの理解促進と参画意識の醸成
の3つの取り組みをオール高知で進めています。
高知県ならではのあったかい「高知型地域共生社会」を、県民のみなさんと一緒につくっていきたいと考えています。
高知型地域共生社会に関するパンフレット
- 高知家地域共生社会・あったかふれあいセンターパンフレット(令和5年10月作成)
高知家地域共生社会・あったかふれあいセンターパンフレット(令和5年10月作成)(PDF:4.13MB)
- 高知家地域共生社会リーフレット(R4年10月作成)
高知家地域共生社会リーフレット(R4年10月作成)(PDF:1.79MB)
市町村の包括的な支援体制について
誰一人取り残さない高知型地域共生社会の実現には、まずは行政が、「たて糸」の取り組みとして、高齢や障害、子どもなどの分野の枠を超えて、包括的な支援体制を整備することが重要です。
具体的には、どのような課題に対しても、「たらい回し」にすることなく受け止め、寄り添い、関係機関が連携して役割分担しながら解決へと導いていく体制づくりが求められます。
県民のみなさんと一緒に「よこ糸」の取り組みを進め、地域で困っている人に気づいたときに、安心して行政につないでいただくために、しっかりと受け止めることができる市町村の包括的な支援体制の整備を進めていきます。
県では、こうした市町村の取り組みを、さまざまな形で後押ししています。
体制整備等のポイント
市町村の包括的な支援体制の整備については、以下のパンフレットにまとめています。
<高知型地域共生社会の実現に向けた市町村の包括的支援体制の整備等のポイント(R5年3月作成)>
高知型地域共生社会の実現に向けた市町村の包括的支援体制の整備等のポイント(PDF:1.39MB)
高知家地域共生社会シンボルマーク
高知型地域共生社会の取り組みを進めていくための視覚的なメッセージとして、県民の皆さんの投票により令和5年10月に決定したシンボルマークです。
県民みんながお互いに寄り添い支えあうことで、安心して暮らし続けることができる「高知家地域共生社会」の実現につながることを「こうち」の文字で表現しています。
「つながる 支え合う 高知家地域共生社会フォーラム」(令和5年10月7日(土)開催)でのお披露目の様子
このシンボルマークをまずは皆さまに知っていただき、高知家の地域共生社会の実現に向けて、オール高知の取り組みにつなげていきたいと考えています。
シンボルマークの使用について
企業・団体・個人が行う、地域でのつながりづくりや支え合い活動の広報、高知型地域共生社会の実現に向けた取り組みへの賛同の意思表示などを行う際にぜひご使用ください。
※ご使用いただくにあたっては「使用規程」をご確認のうえ、事前に「使用届出書」をご提出くださいますようお願いいたします。
なお、「高知家地域共生社会推進宣言」を行っていただいている企業・団体は届出不要です。
1 「高知家地域共生社会」シンボルマーク使用規程及び提出様式
高知家地域共生社会シンボルマーク使用規程(PDF:85KB)
高知家地域共生社会シンボルマーク_使用届出書(第1号)、変更使用届出書(第2号)(Word:9KB)
高知家地域共生社会シンボルマーク_使用届出書、変更使用届出書【記載例】(PDF:110KB)
<届出書提出方法>
高知県 電子申請サービス」の登録申請フォームから申請してください。
※上記の届出フォームからの届出が難しい場合は、郵送、FAX、E-mailのいずれかにより、以下の提出先へご提出ください。
<届出書提出・お問い合わせ先>
高知県子ども・福祉政策部 地域福祉政策課 地域共生社会室
〒780-8570 高知市丸ノ内1丁目2番20号
TEL:088-823-9840
FAX:088-823-9207
E-mail:060101@ken.pref.kochi.lg.jp
2 ご使用いただける「高知家地域共生社会」シンボルマーク
ソーシャルワークの網の目構築プロジェクト
高知型地域共生社会の「よこ糸」である「つながりを実感できる地域づくり」には、様々な困りごとを抱えた人に寄り添い必要な支援につなぐコーディネーターとしての役割を果たすソーシャルワーカーの存在が欠かせません。
そのため、高知県では、「ソーシャルワークの網の目構築プロジェクト」として、コミュニティソーシャルワーカー※の養成の拡大を図るとともに、高齢・障害・子ども・生活困窮・教育・医療等の各分野の専門職、地域住民の方々に、ソーシャルワーク(地域で困っている人に気づき、寄り添い、支援につなぐ)の知識と実践のポイントを習得いただくことで、理解者・実践者の裾野を拡げる取り組みを行っています。
各地域で、コミュニティソーシャルワーカーがしっかり養成され、より多くの人がソーシャルワークを実践していくことで、網の目のような支援ネットワークを構築していくことを目指しています。日々の挨拶や声かけ、地域の清掃活動への参加といった身近な行動もその第一歩です。
※社会福祉協議会や市町村等の職員で、課題に寄り添い、必要な支援機関や地域資源につないだり、地域の対応力の強化を働きかけたりする専門職
気づいてつなぐ高知家地域共生社会研修
「高知型地域共生社会」の取り組みの概要や、「気づいてつなぐ」ソーシャルワークの実践のポイントなどを学んでいただける動画研修です。(動画は地域ボランティア向けと専門職向けの2種類あります(それぞれ約60分)。)
どなたでもお気軽にご覧ください。
1 研修動画 *研修の受講はこちら
<地域ボランティアの皆さんへ>
ファミリー・サポート・センター提供会員、婚活サポーター、集落活動センター関係者、地域の見守り協定企業等、各分野のボランティアスタッフや地域づくりに携わる方、または今後携わりたい方など
〇【分割版1/3】「高知型地域共生社会」の概念と取り組みの意義(17分程度)
1 知事からのメッセージ
2 「高知型地域共生社会」の概念と取り組みの意義
〇【分割版2/3】高知家の一員であるボランティアの皆さんにお伝えしたいこと(30分程度)
1 地域における生活課題の事例
2 社会的孤立とその課題
3 ボランティアとしてできること
4 寄り添うために留意してほしいこと
〇【分割版3/3】高知家の一員であるボランティアの皆さんにお伝えしたいこと(12分程度)
5 日々の活動のなかで気づき、つなぐためのポイント
〇【統合版】地域ボランティアの皆さんへ(60分程度)
<専門職の皆さんへ>
あったかふれあいセンター職員、ケアマネジャー、ケースワーカー、民生委員・児童委員、就労支援員、地域子育て支援センター職員、教員等、様々な分野で相談支援に携わる方 など
〇【分割版1/3】「高知型地域共生社会」の概念と取り組みの意義(17分程度)
1 知事からのメッセージ
2 「高知型地域共生社会」の概念と取り組みの意義
〇【分割版2/3】高知家の一員である専門職の皆さんにお伝えしたいこと(21分程度)
1 地域における生活課題の事例
2 多機関の協働に向けた考え方
3 専門職としてできること
〇【分割版3/3】高知家の一員である専門職の皆さんにお伝えしたいこと(20分程度)
4 日々の業務のなかで包括的に相談を受け止め、つなぐためのポイント
〇【統合版】専門職の皆さんへ(60分程度)
2 受講者アンケート
研修受講後、以下のアンケートフォームにアクセスのうえ、ご回答をお願いします。
アンケートにご記入いただいたメールアドレスに、「高知家地域共生社会推進メンバー」のメンバー証(データ)をお送りさせていただきます。
3 研修資料
<地域ボランティアの皆さんへ>
地域ボランティアの皆さんへ(一括版)(PDF:3.82MB)
地域ボランティアの皆さんへ 表紙~「2『高知型地域共生社会』の概念と取り組みの意義」(PDF:2.12MB)
地域ボランティアの皆さんへ「3高知家の一員である地域ボランティアの皆さんにお伝えしたいこと」~裏表紙(PDF:2.58MB)
<専門職の皆さんへ>
専門職の皆さんへ 表紙~「2『高知型地域共生社会』の概念と取り組みの意義」(PDF:2.07MB)
専門職の皆さんへ「3高知家の一員である専門職の皆さんにお伝えしたいこと」~裏表紙(PDF:2.37MB)
4 「つなぎ先」一覧
日々の活動や業務のなかで、支援が必要な人に気づいた場合、どこにつないだら良いか分からない課題については、こちらの「つなぎ先」にご相談ください。また、トップページの「支援が必要な方へ」からも市町村別窓口一覧を検索できます。
5 お問い合わせ
「気づいてつなぐ高知家地域共生社会研修」事務局
高知県社会福祉協議会 地域・生活支援課
TEL 088-844-9019
FAX 088-844-3852
E-mail kyousei@pippikochi.or.jp
高知家地域共生社会推進宣言
「高知型地域共生社会」の取り組みをオール高知で進めていくため、令和4年10月に、知事と県内すべての市町村長、社会福祉協議会会長が共同で「高知家地域共生社会推進宣言」を実施しました。
県では、「高知型地域共生社会」の取り組みを、地域の要である地元の企業や団体のみなさんとも一緒に、官民協働で進めたいと考えています。
民間企業・団体の皆さまへ
「高知型地域共生社会」の理念に賛同いただき、支え合いの地域づくりに取り組むことを宣言いただける企業・団体を募集しています!
「高知家地域共生社会推進宣言」募集チラシ(PDF:1.34MB)
<宣言のメリット>
- 高知型地域共生社会の取り組みは、「誰一人取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会」を目指すSDGsの理念につながります。
- 宣言いただいた企業・団体には、県から宣言書を交付するとともに、高知型地域共生社会の実現に向けて高知県とともに取り組む企業・団体として、イベントや県ホームページで紹介させていただきます。
- 「高知家地域共生社会」のシンボルマーク(令和5年10月、県民投票により決定)を、届出不要でご使用いただけます。
<応募期間・応募方法>
受付は随時行っております。
※ご応募いただいた後、宣言書の発行(郵送)には1~2ヶ月いただいております。
以下の提出書類をダウンロードいただき、メールまたは郵送にて県地域福祉政策課へご提出ください。
提出書類
「高知家地域共生社会推進宣言」応募様式・暴力団排除の誓約書(Word:19KB)
提出先
メール | 060101@ken.pref.kochi.lg.jp |
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郵送 |
〒780-8072 高知市丸ノ内1丁目2番20号 |
宣言企業・宣言内容
「高知型地域共生社会」の実現に向けて、以下の企業・団体の皆さまから、地域のつながりづくりや支え合いの取り組みなどを行うことを宣言いただいています。
<民間企業・団体>
高知家の一人ひとりが住み慣れた地域で、健やかで心豊かに安心して暮らし続けることができるよう、人と人、人と社会が相互につながり、支え合う『高知型地域共生社会』の実現に向けて、取り組むことを宣言します。
高知家地域共生社会推進宣言(民間企業・団体の取り組み概要はこちらから)
<民生委員児童委員協議会>
高知家の一人ひとりが住み慣れた地域で、健やかで心豊かに安心して暮らし続けることができるよう、人と人、人と社会が相互につながり、支え合う『高知型地域共生社会』の実現に向けて、次のとおり宣言します。
高知家地域共生社会推進宣言(民生委員児童委員協議会はこちらから)